ボーイング, 官公庁, 機体 — 2021年3月20日 08:30 JST

EA-18G、改修プログラム開始 5年で160機

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 ボーイングは現地時間3月19日、米海軍の電子戦機EA-18Gグラウラーに対する5年間の改修プログラムを始めたと発表した。最初の改修対象は、2007年に米ワシントン州のウィッドビー・アイランド海軍航空基地に引き渡された初号機となる。

米海軍のEA-18G(ボーイングのサイトから)

 今回の改修では、EA-18Gのミッションシステムのさまざまなアップグレードを実施。主翼端にあるALQ-218受信機は空中電子攻撃(AEA)システムを強化し、複雑化する電磁環境で運用できるようになるという。

 また、ほかの航空機などへのデータ転送をより迅速・安全に行うとともに、データ処理速度を大幅に向上させる。次世代ジャマー(電波妨害装置)を採用することで、電子攻撃能力を大幅に高める。

 対象は米海軍が運用する全機で、160機となる見込み。5年後には改修を終えるとしており、フルレートの改修は6月から開始を予定している。

 EA-18GはEA-6Bプラウラーの後継機で、米海軍のほかに豪州が採用している。

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U.S. Navy
EA-18G(Boeing)

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