日本航空(JAL/JL、9201)グループのジェイエア(JAR/XM)は2月25日、2022年度新卒者の採用を一部を除き見送ると発表した。JALと同様、自社養成パイロット訓練生と企画職(地上職)の障がい者採用は実施する。
採用を見送るのは客室乗務員と企画職。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、今後の事業環境を見通すことが困難なため。パイロット訓練生と障がい者採用の人数は、3月以降に発表を予定している。
ジェイエアは、2008年から2010年までパイロット訓練生を採用していたが、その後は航空会社のパイロットとして必要なライセンスを航空大学校などで取得済みの人を採用してきた。中長期的に安定的なパイロット採用を行っていく必要性から、2020年に訓練生の採用を10年ぶりに再開し、採用を原則見送った2021年度も訓練生と障がい者採用は実施した。
JALも25日に、2022年度の新卒採用を訓練生と障がい者採用を除き見送ると発表している。
*JALの新卒採用中止の記事はこちら。
・JAL、22年度も新卒採用見送り パイロットと障がい者枠は実施(21年2月25日)
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・ジェイエア、新卒採用中止 客室乗務員と企画職(20年7月28日)