エアライン, ボーイング, 機体 — 2013年6月19日 10:14 JST

JALの新ビジネスクラス席、世界一に スカイトラックス調査

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 日本航空(JAL、9201)は6月18日、英国の調査会社スカイトラックス社による「ワールド・エアライン・アワード」で、ビジネスクラスの新座席が「ベスト・ビジネスクラス・エアラインシート」を受賞したと発表した。全世界の航空会社のビジネスクラス座席の中で、もっとも優れていると評価された。

居住性と寝心地にこだわったJALのビジネスクラス「スカイスイート」=12年12月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 受賞したのは、国際線用ボーイング777-300ER型機の新仕様機「スカイスイート 777」に搭載するビジネスクラスの座席「スカイスイート」。今年1月から欧米路線を中心に運航している。

 配列は2-3-2で、ベッド長は最大約188cm、ベッド幅は最大約65cm、ベッド時の足もと幅は約53cm。シート配置を少しずらすことで全席から通路へアクセスできる構造を採用した。水平型完全フルフラットシートの導入により足もとまで広いベッドと、個室に近い構造でファーストクラス並みの居住性を実現している。製造は米B/Eエアロスペース社。

 同賞は世界中の利用者によるアンケートをはじめ、多くの顧客満足度調査に基づいて判断されるもの。スカイスイートはプライバシー性の高さや、フルフラットの状態にしたときのベッドの広さが高く評価された。

 スカイトラックスによる「ワールド・エアライン・アワード」のビジネスクラスシート部門を受賞するのは、日本の航空会社では初めて。

 スカイスイートは成田-ロンドン線、成田-ニューヨーク線に投入済み。7月16日から成田-パリ線、11月から成田-ロサンゼルス線、2014年1月からは成田-シカゴ線と、順次導入路線を拡大する予定。

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