パリ航空ショー、21年は中止　二度の大戦除き初めて

　フランス航空宇宙工業会（GIFAS）の100％子会社SIAEは、2021年に開催予定だった世界最大規模の国際航空宇宙見本市「パリ航空ショー」の中止をこのほど決定した。新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の影響によるもので、来場者が30万人以上と非常に多くの人が集まるため。出展社には全額返金する。SIAEによると、パリ航空ショーが中止となるのは、二度の世界大戦の期間を除くと110年を超える歴史で初めて。

21年の開催が中止となったパリ航空ショー。写真は前回出展を終えル・ブルジェ空港を出発する三菱スペースジェットの飛行試験3号機＝19年6月18日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　パリ航空ショーは1909年に初開催され、現在は奇数年の6月にパリ

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