6月17日から23日までパリ郊外のル・ブルジェで開催される「第50回パリ国際航空ショー」に、エアバスは7月に引き渡し予定のブリティッシュ・エアウェイズ(BAW)のA380初号機などを展示する。
日程前半にBAWのA380や、近く仏空軍へ引き渡し予定の軍用輸送機A400Mを展示し、後半にはエアバスのA380テスト機が会場に飛来する予定。また、ビジネスジェットの中で最も幅広く天井高の高い客室を備えるエアバス・コーポレート・ジェットACJ318の地上展示も行われる見込み。
期間中は燃費削減効果のあるシャークレットを装備したA320や、A330、100機目となるエアバス・ミリタリーの双発ターボプロップ軍用輸送機C295など、さまざまな航空機の引き渡しが行われる。
エアバスの親会社EADSと共有するパビリオンでは、パリ航空ショーでの初飛行が噂されている開発中のA350 XWBの実物大コックピットや客室の一部を展示。また、タキシング時の騒音削減や飛行時の排気量削減、持続可能な新エネルギーに関する最新技術を詰め込んだ「イーコンセプト・プレーン(e-Concept Plane)」など、航空産業の未来を形作るEADSグループの最新技術も紹介する。
・エアバス、A350 XWB初号機のエンジン始動
・エアバス、A350 XWB初号機の塗装完了
・ブリティッシュ・エアのA380、エアバス独工場で塗装完了