国土交通省航空局(JCAB)は、日本航空(JAL/JL、9201)や全日本空輸(ANA/NH)、LCC4社など、特定本邦航空運送事業者11社に関する「航空輸送サービスに係る情報公開」の2020年4-6月期分を公表した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で運休や減便が相次いだことで、空港や空域が混雑していないことにより、各社とも定時運航率が大きく改善。例年は70%から80%台のLCC各社も、90%台中盤を記録した。
11社のうち定時運航率が最も高かったのは、9月の4連休が最終運航となり、12月5日付で事業廃止となるエアアジア・ジャパン(WAJ/DJ)で、遅延が唯一発生しなかった。欠航はエアアジア・ジャパンのほか、春秋航空日本(SJO/IJ)でも発生しなかった。
11社全体の定時運航率は前年同期と比べ10.19ポイント上昇し99.47%、遅延率は10.19ポイント改善し0.53%、欠航率は0.35ポイント改善し0.16%だった。遅延の原因は「機材繰り」と「その他」、欠航は「天候」が目立った。
—記事の概要—
・定時運航率
・遅延率
・欠航率
・航空会社ごとの定時運航率と遅延率、欠航率
・旅客数上位5路線
・利用率上位5路線
・利用率下位5路線
定時運航率
定時運航率は、エアアジア・ジャパンが
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