10月でボーイング777型機を全機退役させるデルタ航空(DAL/DL)のアトランタ発DL3455便(777-200ER、登録記号N862DA)が10月29日、羽田空港へ到着した。777による運航便では羽田へ到着する最後の便で、30日のロサンゼルス行きDL3456便が同機による日本路線の出発最終便になる。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、いずれも乗客を乗せない貨物専用便として運航している。
デルタは1999年に同社初の777として777-200ERを導入。長距離型の777-200LRは2008年に就航した。当時は拠点の米アトランタと南アフリカのヨハネスブルグ、ロサンゼルスと豪シドニーなど長距離直行便にも投入していた。777-200LRは10機導入し、現在18機保有している。
日本路線の777による到着最終便となったDL3455便は、ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港のF5番ゲートから現地時間28日午前9時20分(定刻午前9時)に出発し、羽田の114番ゲートには29日午後1時22分(同午後0時40分)に到着した。
出発最終便となるロサンゼルス行きDL3456便は、30日午前11時50分に羽田を出発。同日午前6時にロサンゼルスへ到着する。
拠点のアトランタからの最終便は、30日のロサンゼルス行きDL8787便。31日のニューヨーク(JFK)発ロサンゼルス行きDL8807便が、デルタの777によるラストフライトになる。いずれも777-200LRで運航する。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響による需要減少により、2017年に就航した後継機のエアバスA350-900型機へ置き換えを進め、大型機の運航コストを削減する。
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デルタ航空
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