デルタ航空(DAL/DL)は、経年機の退役を加速させる。これまでもマクドネル・ダグラス(現ボーイング)MD-88型機やMD-90などを6月に退役させ、ボーイング777型機を年末までに退役させることを発表しているが、2025年末までに400機近くを退役させる。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、デルタ航空は47機のMD-88と26機のMD-90、10機のエアバスA320型機、7機の767-300ERを6月に退役させ、9月には737-700を10機退役させた。12月までには、10機の777-200LRと8機の777-200ERの計18機ををすべて退役させ、後継のエアバスA350-900型機に置き換える。
現地時間10月13日に発表した退役計画では、2023年末までにリージョナルジェット機のボンバルディア(現MHIRJ)CRJ200を125機、2025年末までに91機の717(旧MD-95)と49機の767-300ERを退役させる。
6月から始まった退役計画では、2025年末までに383機を退役させ、経年機の一掃により運航コストを削減する。
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デルタ航空
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