日本航空(JAL/JL、9201)は、リニューアルを進めている羽田空港第1ターミナル2階の国内線出発ロビーのカウンター番号を10月13日から変更した。これまではターミナルの出入口番号にひも付けた番号だったが、南端の1番から順に番号が大きくなっていく連番に改めた。
羽田の第1ターミナルは、JALの中国・四国・九州・沖縄方面の便が主に乗り入れる南ウイングと、北海道・東北・北陸・東海・近畿方面の北ウイングに分かれており、出入口の番号は南が1番から4番、北が5番から8番となっている。
従来のカウンター番号は、南ウイング1番出入口付近の自動手荷物預け機(SBD=Self Baggage Drop)であれば18番、北ウイングにある赤ちゃん連れや車いすを利用する人など向けの「スペシャル・アシスタンス」カウンターは70番など、最寄りの出入口番号にひも付けていた。ターミナルの構造を把握している人は場所を想像しやすい半面、隣の出入口が近いカウンターでは番号の十の位が20番台から30番台などと変わることで、わかりにくいと感じる人もいたという。
13日から導入した新しいカウンター番号は1番から19番までで、現時点では調整中の部分もあり一部欠番がある。南ウイングは1番と2番が「団体・旅行会社受付」、3番が「特別な手荷物(Special Baggage)」、4番が「手荷物受付(Self Baggage Drop)」、5番が「お手伝いを希望されるお客さま(Special Assistance)」、7番が「手荷物受付・搭乗手続き」、9番が「航空券予約・購入・変更手続き」となった。
北ウイングは、11番が「手荷物受付(Self Baggage Drop)」、12番と13番が「国際線お乗り継ぎ 航空券予約・購入・変更手続き」、15番が「お手伝いを希望されるお客さま(Special Assistance)」、17番が「特別な手荷物(Special Baggage)」、18番と19番が「団体・旅行会社受付」に変更された、南北とも、一部は最終調整中になっている。
リニューアル工事に伴い、カウンターによっては位置が変更されたところもある。
JALは自動手荷物預け機の新設やカウンターのデザイン刷新など、空港の利便性を高める「スマートエアポート」と呼ぶ取り組みを今年から始めており、当初は今夏に開催予定だった東京オリンピック・パラリンピックに照準を合わせていた。カウンター番号も施設のリニューアルや動線の見直しなどとともに付番方法を改めた。
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