エアライン — 2020年10月13日 14:25 JST

スカイマーク、21年度入社の新卒採用中止 内定者は採用

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 スカイマーク(SKY/BC)は10月13日、中断していた2021年度入社の新卒者採用を中止したと発表した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響による事業環境の見直しによるもので、すでに内定している若干名の客室乗務員や空港の地上係員(グランドスタッフ)、グランドハンドリング職は採用する。

21年度入社の新卒採用を中止したスカイマーク=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 スカイマークは自社養成パイロット訓練生、客室乗務員、事務系・技術系・ITスタッフの5職種を、いずれも正社員で募集していたが、5月に採用活動を中断。5月16日付で就活生に対し、2021年度の採用を見送ると案内していたが、18日に中断と表現を改めた。その後、ITスタッフは8月上旬に採用を再開して予定数を採用したが、パイロット訓練生と客室乗務員、事務系スタッフ、技術系スタッフの4職種は採用中止が決まった。

 大手2社の動向を見ると、全日本空輸(ANA/NH)を中核とするANAグループは、7月10日に2021年度入社の新卒採用を中止すると発表。日本航空(JAL/JL、9201)などJALグループは、28日に新卒採用中止を正式に発表した。ANAとJALは、ともにグループ企業による内定者は採用し、自社養成パイロット訓練生と障がい者採用の選考は継続している。

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