エアバス, エアライン, 機体 — 2020年10月9日 23:59 JST

1万機目のA320ファミリー、ミドル・イースト航空が受領 A321neo

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 エアバスは現地時間10月9日、A320ファミリーで1万機目の機体(MSN10000、登録記号T7-ME3)をレバノンのミドル・イースト航空(MEA/ME)へ引き渡したと発表した。同社では3機目のA321neoが記念すべき機体となり、仏トゥールーズで引き渡された。

A320ファミリーで1万機目となったミドル・イースト航空のA321neo=PHOTO: P. Masclet, master films/Airbus

 ミドル・イースト航空は、2003年にA320ファミリーを初導入。75周年を迎えた2012年には、500機目の機体(MSN5000)を受領しており、エアバスは8年間で5000機のA320ファミリーを世界の航空会社へ納入したとも言える。

 A321neoは18機導入予定で、今年から受領が始まり、今後数カ月で6機が納入される見通し。エンジンは米プラット・アンド・ホイットニー製PW1100G-JMを選定している。

 A320ファミリーはA318、A319、A320、A321、次世代エンジンを搭載するA319neo、A320neo、A321neoで構成。「neo」はニュー・エンジン・オプションの略となる。また、A321neoには航続距離を延長した長距離型A321LR(Long Range)、超長距離型のA321XLR(Xtra Long Range)がある。

A320ファミリーで1万機目となったミドル・イースト航空のA321neoA320ファミリーで1万機目となったミドル・イースト航空のA321neo(エアバス提供)

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