エアライン, 機体 — 2020年10月6日 13:08 JST

バンブー、ベトナム初のE195 デンマーク社から2機ウェットリース

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 エンブラエルはこのほど、ベトナムの新興航空会社バンブー・エアウェイズ(BAV/QH)が同国初となる195型機(E195)を導入したと発表した。デンマークのグレート・デーン・エアラインズ(GDE/DW)から、機体のほか乗務員などもセットにした「ウェットリース」で2機導入した。

バンブーがウェットリースで導入したE195(エンブラエル提供)

 バンブーのE195は1クラス118席。ハノイとハイフォン、ヴィンの3都市から、南部のコンダオ諸島への路線に投入している。諸島最大のコンソン島にあるコンダオ空港の滑走路は1830メートルで、滑走路の短さや給油する燃料の少なさなどにより、従来はターボプロップ(プロベラ)機のみ就航していた。

 バンブーは、ベトナムの複合企業・FLCグループが2017年に設立した航空会社で、2019年1月16日に就航。現在はボーイング787-9型機とエアバスA321neo、A320neoを導入している。

 日本へはこれまで、チャーター便での乗り入れ実績がある。2019年のゴールデンウイークにホーチミンから茨城へ就航。茨城からはハノイへ向かい、両国のツアーに活用した。また国土交通省航空局(JCAB)は、同社が出していた外国人国際航空運送事業の経営許可申請を今年4月28日付で許可。日本への定期便も開設できるようになっている。

関連リンク
Bamboo Airways
Great Dane Airlines
Embraer

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