ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)は9月29日、2020年6月期通期決算の純損益が77億5700万円の赤字(前期19年6月期は9億1400万円の黒字)になったと発表した。上期は業績が好調だったが、1月に始まった下期は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大による航空需要の急激な減少により大きな影響を受け、通期では2015年6月期以来5期ぶりに赤字転落した。
営業収入は20.9%減の478億8300万円、営業損益は66億7500万円の赤字(10億6400万円の黒字)、経常損益は77億2200万円の赤字(9億4500万円の黒字)となった。
平均搭乗率は前期から5ポイント低下し82%。有償旅客数は21.8%減の431万人で、座席供給量を示すASK(有効座席キロ)が21.4%減の50億9400万キロ、有償旅客を運んだ距離を示すRPK(有償旅客キロ)は26.3%減の42億人キロだった。
成田空港を最大の拠点とするジェットスター・ジャパンは、8年前の2012年7月3日に就航。初の通期黒字は、4年前の2016年6月期に達成した。現在の筆頭株主は日本航空(JAL/JL、9201)で、就航当初の出資比率33.3%を2019年9月末までに50.0%へ引き上げている。機材はエアバスA320型機(1クラス180席)が25機で、国内23路線、国際6路線の計29路線を展開している。10月の国内線は減便率が58.0%で、国際線は引き続き全6路線が全便が運休する。
関連リンク
ジェットスター・ジャパン
・ジェットスター・ジャパン、10月は成田-長崎・宮崎・鹿児島運休(20年9月25日)
・ジェットスター・ジャパン、冬ダイヤ2路線運休 成田-庄内と関西-高知(20年9月16日)
・ジェットスター・ジャパン、パイロットやCA希望退職も 600人対象(20年9月16日)
・ジェットスター・ジャパン、10月も国内線5割超減便 運休2路線(20年9月9日)
・ジェットスター・ジャパン、9月国内線を5割超減便 7路線132便追加(20年8月24日)
・ジェットスター・ジャパン、A321LR就航延期 新型コロナで需要減(20年6月2日)
決算
・ジェットスター・ジャパン、4期連続黒字 19年6月期、純利益4.1%減9.1億円(19年9月11日)
・ジェットスター・ジャパン、3期連続黒字 18年6月期純利益9.5億円(18年8月30日)
・ジェットスター・ジャパン、2期連続黒字 純利益7.9倍(17年9月15日)
・ジェットスター・ジャパン、初の通期黒字 中国就航へ(16年8月25日)
これより先は会員の方のみご覧いただけます。
無料会員は、有料記事を月あたり3記事まで無料でご覧いただけます。
有料会員は、すべての有料記事をご覧いただけます。
会員の方はログインしてご覧ください。
ご登録のない方は、無料会員登録すると続きをお読みいただけます。
無料会員として登録後、有料会員登録も希望する方は、会員用ページよりログイン後、有料会員登録をお願い致します。
* 会員には、無料個人会員および有料個人会員、有料法人会員の3種類ございます。
これらの会員になるには、最初に無料会員としての登録が必要です。
購読料はこちらをご覧ください。
* 有料会員と無料会員、非会員の違いは下記の通りです。
・有料会員:会員限定記事を含む全記事を閲覧可能
・無料会員:会員限定記事は月3本まで閲覧可能
・非会員:会員限定記事以外を閲覧可能
* 法人会員登録は、こちらからお問い合わせください。
* 法人の会員登録は有料のみです。