ユナイテッド航空、成田のCA拠点10月閉鎖　失職の可能性も

　ユナイテッド航空（UAL/UA）は、成田とフランクフルト、香港にある客室乗務員のベース（拠点）を10月1日に閉鎖する。6月に同社が社内向けに発表したもので、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の影響で、米国外の拠点のうち3拠点は維持が困難と判断。労働組合との協議も、双方が受け入れられる解決策の合意に至らなかった。

成田空港のCA拠点を閉鎖するユナイテッド航空＝PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　会社側は各拠点の所属者数を公表していない。共同通信などの報道によると、成田ベースには約350人の客室乗務員が所属し、日本人はこのうち約180人。日本人155人を含む270人が職を失う可能性があるという。

　ユナイテッド航空によると、ロンドンや米国内のニューヨーク、シカゴ、サンフランシスコなどのベースは継続する。

　10月の日本路線については、運航中の4路線のうちシカゴ－羽田線を運休し、ニューヨーク（ニューアーク）－成田線を減便。サンフランシスコ－成田線は従来通り週7往復（1日1往復）、グアム－成田線は最大週10往復運航する。

　残りのロサンゼルス－成田線とワシントンD.C,－羽田線、サンフランシスコ－関西線、グアム－福岡線などは、日本発基準で11月1日まで運休が決定している。

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ユナイテッド航空

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