JALとNearMe、AIで経路最適化した相乗りサービスで連携

　日本航空（JAL/JL、9201）とAIを活用した相乗りサービスを提供するNearMe（ニアミー、東京・中央区）は、空港と自宅や目的地を相乗りの自動車で結ぶサービスの提供を9月7日から始めた。都内と羽田・成田空港、那覇空港と那覇市内が対象となる。

JALとNearMeのスマートシャトルサービス（両社の資料から）

スマートシャトルで使用する車両例（両社の資料から）

　ニアミーは、予約した利用者ごとの行き先や到着希望時間帯を基に同乗者をマッチングし、それぞれの行き先から効率がもっとも良い移動ルートを設定できるAIを活用した相乗りサービス「スマートシャトル」を提供。今回の提携で、JALのウェブサイトを経由する特設サイトから予約できるサービスを始めた。

　特設サイトで利用前日までに予約し、乗車後のアンケートにJALのマイレージ番号を入力して回答すると、マイルがたまる。乗車料金は、都内15区と羽田空港間が1人2980円（税込）で110マイル、成田空港間は4980円で180マイル、那覇空港と那覇市内の対象エリア間は680円で25マイルとなる。都内15区は、千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区、豊島区、江戸川区。

　乗車人数は最大6人で、完全予約制。オンラインによる事前決済となる。ニアミーによると、新宿から羽田空港へ向かう場合、タクシーは乗車時間が約30分で平均7300円以上、リムジンバスは約50分で1250円で、ニアミーは約45分で2980円だという。1人でタクシーに乗車するより割安で、バスよりも柔軟な時間設定ができる点をアピールしている。

関連リンク
スマートシャトル（JAL）
日本航空
NearMe

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