航空機のファーストクラスをイメージしたカプセルホテル「ファーストキャビン秋葉原」が6月27日に東京・秋葉原駅近くに開業する。部屋数は149室で、大浴場やシャワー室、女性用ラウンジなども備え、エレベーターは男女別に設置。開業記念料金も用意する。(館内の記事はこちら)
ファーストキャビンはビジネスホテルと既存のカプセルホテルの間の価格帯で滞在できるホテル。2009年4月に1店舗目の大阪・御堂筋難波店が開業し、10年3月に2店舗目の京都・烏丸店、昨年4月に都内初出店となる羽田店が3号店としてオープンした。秋葉原店は4店舗目となる。運営会社のファーストキャビン社によると、御堂筋難波店や羽田店の稼働率は90%を超えるという。
客室は部屋やベッドが広めの「ファーストクラスキャビン」が広さ4.4平方メートルで32室(男24、女8)と、標準的な「ビジネスクラスキャビン」が広さ2.5平方メートルで117室(男75、女42)の2クラス。
ファーストキャビンは旅館業法上は簡易宿所となり、各室の出入口を施錠できない。このため、各クラスとも男女で入り口を分けた上、秋葉原店ではエレベーターも男女別にすることで、女性が一人でも利用しやすい構造にした。
宿泊料金はファーストクラスが5800円、ビジネスクラスが4800円。2時間利用からのショートステイは、ファーストは2000円から、ビジネスは1600円からで、ファーストは1時間につき1000円、ビジネスは同800円。チェックインは午後5時から、チェックアウトは午前10時からで、ラウンジでは朝食を提供する。
開業記念として、6月27日から7月31日まで、ビジネスクラスの宿泊料金を1000円割引し、3800円で提供する。
ファーストキャビン社では、ビジネス客に加えて浅草や東京スカイツリーへの観光客、アニメやフィギュア、アイドルファンなどを想定ターゲットとしている。
従来の店舗は既存施設を活用する形で運営していたが、今回は5階建ての新築オフィスビルに入る。2階から4階が客室になるという。
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ファーストキャビン
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