エアライン, 空港 — 2013年5月27日 11:09 JST

デルタ航空、JFKに新第4ターミナル開業 成田線発着

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 デルタ航空(DAL)は現地時間5月24日、米ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港に新第4ターミナルを開業した。これまで第3ターミナルを利用していた成田-ニューヨーク線などの国際線は、すべて新第4ターミナルの発着となる。

JFK空港の新第4ターミナル(デルタ航空の資料から)

 国際線用搭乗ゲートを9つ新設し、7つを改装。チェックインエリアも改装してビジネスクラスやマイレージプログラム上級会員用の優先サービス「スカイプライオリティ」専用カウンターを一新し、保安検査場も一元化した。2万4000平方フィートの広さを持つラウンジ「デルタ スカイクラブ」を新設し、同社初の屋外テラス「スカイデッキ」を開設した。レストランや商業エリアも拡充している。

 預け入れ手荷物のセキュリティーチェックをチェックイン後に行う「インライン・バゲージ・システム」を導入。手続きを簡略化した。また、預け入れ手荷物の受け渡しエリア(バゲージクレイム)や税関国境警備局の使用エリア、乗り継ぎ旅客用の再チェックイン施設を改良した。

 新ターミナルは、ニューヨーク・ニュージャージー港湾局とJFK国際空港エアーターミナル会社(JFKIAT)とともに、総額14億ドルを投じたJFK再開発計画の一環で開業した。

 JFKIATが運営する第4ターミナルのコンコースBの面積が34万6000平方フィート拡張されたことで、同ターミナルの総面積は約200万平方フィートとなり、北米最大級になった。大西洋路線でのパートナーであるヴァージン アトランティック航空(VIR)も、第4ターミナルを使用する。

 今回の新ターミナル開業は第1期工事で、第2期工事の完了は2015年夏を予定。完成後はコンコースBのDAL用ゲートは27となり、現在第2ターミナルにある短距離路線用の施設をすべて第4ターミナルに集約する。

JFK空港の「スカイプライオリティ」専用カウンター(デルタ航空の資料から)

初の屋外テラス「スカイデッキ」(デルタ航空の資料から)

関連リンク
デルタ航空

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post
キーワード: