スカイマーク、サイパン運休　成田－中部も

　スカイマーク（SKY/BC）は8月19日、一時運休中の成田－サイパン線を当面運休すると発表した。中国から拡散した新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の影響で、北マリアナ諸島（サイパン島）政府が入国検疫体制を強化していることから、これまでは期限を区切って運休してきたが期限を定めない形での運休を決めた。また、週2往復の成田－中部（セントレア）線も運休する。

成田－サイパン線の運休を決定したスカイマーク＝19年11月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

　2019年11月29日に就航した成田－サイパン線は同社初の国際線定期便で、チャーター便の運航で実績を重ね、1日1往復の定期便開設にこぎ着けた。その後、新型コロナの影響により今年3月25日の運航を最後に運休。成田－中部線を含め、再開のめどが立たないことから無期限の運休を決定した。

　スカイマークによると、サイパンからは撤退せず、状況が好転した場合に再開を検討するという。

　成田－サイパン間の定期便は2018年5月までデルタ航空（DAL/DL）が運航していたが、現在は運休している。スカイマークの定期便化により、唯一の直行便となっていた。

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