エアバスは現地時間8月14日、ルフトハンザ・テクニークから2機のA321LRを初受注したと発表した。ドイツ空軍(Luftwaffe)が運航する予定で、兵員輸送や医療救助などさまざまな任務に対応する。同社がドイツ政府に代わり、A350-900のビジネスジェット仕様(エアバス・コーポレート・ジェット)となる「ACJ350-900」を3機、A321LRを2機の計5機を発注した。ACJ350-900の発注は2019年5月に発表済み。
ルフトハンザ・テクニークがローンチカスタマーとして発注したA321LRは、A320neoのビジネスジェット仕様「ACJ320neo」ファミリーの1機種。A321LRは新型エンジンを採用したA321neoの航続距離をさらに伸ばした機体で、206席仕様で航続距離4000海里(7400km)を飛行できる。
今回発注した機体は、客室内の構成に応じて最大163人の乗客、最大6人の集中治療患者、最大12人の中程度の治療患者を乗せることができ、最大航続距離は4200海里(7800km)、飛行時間は9.5時間になる。
日本の航空会社では、ピーチ・アビエーション(APJ/MM)とジェットスター・ジャパン(JJP/GK)が中距離国際線への投入を視野に、A321LRを発注している。
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