ヴァージン・アトランティック航空(VIR/VS)は、日本の民事再生法にあたる米連邦破産法15条の適用を、米国で現地時間8月4日に申請した。運航は継続している。
米連邦破産法15条では、米国以外の企業が米国内の資産を保護される。ヴァージンは、英国法に基づく再建計画を米国の裁判所に認めてもらうために申請したと説明し、承認された場合、運航を継続できるとしている。
ヴァージン アトランティック航空は7月14日に、親会社のヴァージン・グループや債権者、米投資会社などから12億ポンド(約1662億円)の金融支援を受けることで合意したと発表。資本再構成の承認は現在進められており、9月の発効を予定する。
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ヴァージン アトランティック航空
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