日本航空(JAL/JL、9201)は7月9日、8月の国内線は計画比91%の便を運航すると発表した。足もとの国内線需要は前年比35%程度まで回復しており、8月中旬のお盆期間は予約数が前年の70%程度まで回復が見込めるという。政府の「Go To トラベル事業」も早ければ8月開始が予定されており、7月は34%だった減便率を8月は9%まで改善することで、回復する国内線需要の取り込みを目指す。
8月1日から31日までの1カ月間に減便するのは38路線2463便。このうち幹線は1日17往復を計画していた羽田-札幌(新千歳)線を1日12.5往復から16往復運航し、同じく計画では17往復の羽田-福岡線を15.5往復から16往復運航する。
3月29日開始の夏ダイヤ期間で、新型コロナウイルスの影響でもっとも国内線の減便率が高かった期間は5月24日から6月13日までで、72%にのぼった。
一方、8月の国際線は入国規制などの影響を引き続き受けることから、減便率は7月から3ポイント改善して90%になる。
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日本航空
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