ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)は7月3日、就航8周年を迎えた。成田空港では8周年を記念し、同社の片岡優社長のほか社員有志が札幌行きGK109便を見送った。
片岡社長は「大きな事故もなく運航できた」と8年間を振り返り、旅客のほか社員にも感謝する姿勢を示した。
GK109便(エアバスA320型機、登録記号JA04JJ)は、ほぼ満席となる180人(幼児1人含む)が利用。乗客は旅行者のような若い男女のほか、ビジネスマン風の男性客も目立った。成田空港の163番駐機場(スポット)を、定刻より3分遅れの午後0時3分に出発し、定刻より3分遅れの午後1時48分に札幌へ到着した。
ジェットスター・ジャパンは2012年7月3日、3機のA320(1クラス180席)で、成田-札幌線と福岡線の2路線でスタート。現在は25機のA320で、国内線23路線と国際線6路線の計29路線を運航している。
現在は中国から拡散したコロナウイルスの影響により、国内・国際線ともに運休・減便が続いている。このうち国内線は一部路線で減便を継続するものの、7月23日から全23路線の運航を再開。片岡社長は7月3日に、年内の全便復便は難しいとの認識を示し、2021年以降に復便する意向を明らかにした(関連記事)。
国際線は現在のところ成田-香港線は8月31日まで運休し、ほかの5路線は7月31日までの運休を予定する。
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ジェットスター・ジャパン
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