キャセイパシフィック航空(CPA)の子会社の香港ドラゴン航空(HDA)は、今年で2年目となるJWマリオットホテル 香港の高級中華料理店「萬豪(マンホー)」がメニュー開発に協力した機内食を提供する。新メニューの提供期間は2014年4月まで。
新メニューが提供されるのは、香港発福岡行きをはじめ、北京、上海、台北、台中、高雄、南京、杭州、寧波、成都、昆明、青島への路線の一部の便。健康志向の新メニューは同ホテルの中華料理部門の総料理長、イップ・クウォックファイ氏が考案し、メニューには中華料理の食の5原色が採り入れられている。
中国最古の医学書とされる「黄帝内経」にヒントを得た食の5原色のコンセプトに基づいており、緑、赤、黄色、白、黒の5色の材料を用いて偏りのない栄養を採ることで、バランスの取れた健康づくりに重点を置いている。これらの5色は肝臓、心臓、脾臓(ひぞう)、肺、腎臓に良いと信じられている。
新メニューの一つ、「フレッシュ・トマト、パパイヤ、長芋添えホタテの蒸し煮」には、この5色の原則が独創的なスタイルで用いられている。パパイヤ(黄色)は脾臓の働きを高め、長芋(白)は肺と腎臓の機能を強化する作用がある。HDAでは、トマト(赤)の甘みと酸味を組み合わせることで、夏にぴったりの一品となったという。また、新メニューには、その他の緑黄色野菜とキクラゲを使った栄養バランスの良い料理も採り入れられている。
イップ料理長は「素材を厳選することで、それぞれの素材は薬のような力を発揮する」とコメントしている。
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