日本航空(JAL/JL、9201)グループのジェイエア(JAR/XM)は7月1日、自社養成パイロット訓練生の採用を始めると発表した。募集期間は3日から12日までで、入社時期は2021年10月を予定している。自社養成パイロットの採用は10年ぶり。
人数は若干名で、訓練は豪アデレードと都内を予定。入社時期は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による関係国の入国制限の状況により、変更になる可能性があるとしている。応募資格は今年4月から2021年3月までに4年制大学か大学院修士課程を卒業・修了見込みの人と、今年3月末時点で4年制大学か大学院修士課程をすでに卒業・修了している人で、応募時に30歳程度まで。各国の事業用操縦士免許を保持している人は応募できない。
ジェイエアでは、2008年から2010年まで自社養成パイロット訓練生を採用していたが、その後は航空会社のパイロットとして必要なライセンスを航空大学校などで取得済みの人を採用してきた。中長期的に安定的なパイロット採用を行っていく必要性から、自社養成パイロット訓練生の採用を再開する。
・9割運休のピンチをチャンスに JALのCA、iPadとZoomでテレワーク教育(20年5月18日)
・ナパ閉鎖を経てフェニックスで訓練再開 特集・JALパイロット自社養成再開から5年(1)(19年8月21日)
・伊丹開港80周年、遊覧飛行に地元小学生招待 関空でローパスも(19年12月1日)
・ジェイエア、Eシリーズ導入10周年 CA訓練は実機、“社内レジェンド”ら振り返る(19年4月6日)