エミレーツ航空(UAE/EK)は現地時間6月24日、総2階建ての超大型機エアバスA380型機の運航を7月15日から再開し、ドバイ-ロンドン(ヒースロー)線とパリ(CDG)線の2路線に投入すると発表した。中国から拡散した新型コロナウイルスの影響で、3月から運航を停止して以来の再開だという。
エミレーツはA380を世界最多保有する航空会社で115機保有し、123機を発注済み。全世界で運航中のA380は5月末時点で240機あり、このうち47.9%がエミレーツの機体となる。座席数は3クラス489席、3クラス517席、2クラス615席の3仕様がある。
5月にブルームバーグやロイター通信などが報じたところによると、46機を退役させる計画だという。エアバスはA380の引き渡しを2021年で終了すると発表済みで、エミレーツは新たに50機発注したA350-900などで補完し、この時点でA380の発注を39機キャンセルしている。
エミレーツによると、ロンドンとパリ以外の路線にもA380を順次投入していくことを検討しているという。
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エミレーツ航空
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