1月に発生したバッテリートラブルで引き渡しが中断していたボーイング787型機の再開後初の機体(登録番号JA818A)が、5月16日午後7時43分に羽田空港へ到着した。ANAホールディングス(9202)が現地時間14日に米国で受領した機体で、改良型バッテリーを搭載している。
同機の仕様は国内線専用機で、座席数はプレミアムクラス12席、普通席323席の計335席。ANAHDは保有する同機を除いた17機の787のうち、15日時点で12機を改良型バッテリーシステムへ改修済み。現時点では試験飛行で異常は見つかっていない。
ANAHD傘下の全日本空輸(ANA)は、6月1日から定期便の運航再開を目指す。また、7機を保有する日本航空(JAL、9201)は5月13日に改修作業を完了。同じく6月1日から定期便の運航再開を予定している(機内と初便の記事はこちら)。
関連リンク
ボーイング787型機 ANAからのお知らせ(全日本空輸)
・ANA、”真の国内線仕様”787を投入 初の新プレミアムクラス導入機
・高松に緊急着陸の全日空787、120日ぶりに羽田へ帰還
・ANA、787でサンノゼ線再開 夏ダイヤは20路線投入
・全日空とボーイング、787の改良型バッテリーと作業公開
・全日空の伊東会長「他機種の前倒し受領不要」 787の6月再開で
・「品質の問題ではない」787のバッテリートラブルでボーイング幹部