エアライン, 空港 — 2020年6月15日 15:34 JST

JAL、羽田北ウイング出発階7月再開 2カ月半ぶり

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 日本航空(JAL/JL、9201)は6月15日、閉鎖している羽田空港第1ターミナル北ウイングについて、7月1日から再開すると発表した。羽田を発着する国内線便数が増加傾向にあることや、政府が都道府県をまたぐ移動自粛を緩和することから、再開を決めた。北ウイングの出発階は4月17日から閉鎖しており、およそ2カ月半ぶりの再開となる。

*再開当日の記事はこちら

7月から2カ月半ぶりに再開する羽田空港第1ターミナルの北ウイング=20年6月15日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 JALは通常、北ウイングを北海道と東北、北陸、東海、近畿方面への出発、南を中国と四国、九州、沖縄方面への出発に分けている。中国から拡散した新型コロナウイルスにより、4月17日以降は需要が大幅に減少したことから、出発エリアを南ウイングに集約。カウンターと保安検査場、ラウンジを閉鎖している。

 再開に合わせ、南ウイングに導入している新型自動チェックイン機と自動手荷物預け機を、北ウイングでも利用できるようにする。また、北ウイングにあるマイレージサービス「JALマイレージバンク(JMB)」の会員向け「サクララウンジ」と上級会員向け「ダイヤモンド・プレミアラウンジ」(DPラウンジ)を6月19日から再開。6月末までは北ウイングを閉鎖しているため、南ウイングの保安検査場を通過後、制限エリアから入室する。

 JALは6月15日以降の国内線について、運休や減便を一部便で継続。週末を中心に需要の回復傾向が出始めていることから、段階的に対象便数を減らしている。

 政府は県をまたぐ外出自粛の段階的緩和を今月1日から開始。このうち、東京、神奈川、千葉、埼玉、北海道との都道府県をまたぐ不要不急の移動は18日までは「慎重に」としているが、19日からは全面解禁になる。

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【お知らせ】
写真を6月15日撮影の第1ターミナル北ウイングの写真に差し替えました。(20年6月15日 18:04 JST)