企業 — 2020年5月20日 23:27 JST

ANA、物流ドローン共同開発で提携 エアロネクストと

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 ANAホールディングス(ANAHD、9202)とエアロネクスト(渋谷区)は5月20日、物流ドローン「Next DELIVERY(ネクストデリバリー)」の共同開発に向けて業務提携したと発表した。第三者がいる有人地帯で、ドローンの安全を確保する補助者が不在の状態で目視外飛行を実現する「レベル4」に対応する物流ドローンの開発を目指し、今年度内に実証実験の開始を計画している。

物流ドローン「Next DELIVERY」の試作機(エアロネクストのウェブサイトから)

 政府は2019年6月21日に「空の産業革命に向けたロードマップ2019」を公表。2022年度に、離島など陸上輸送が困難な地域での生活物資や医薬品の配送や、街中の荷物配送にドローンを活用することを目指している。両社ではこれらの実現に必要なドローンを開発する。

 ANAHDは、福岡市や長崎県五島市で「レベル3(無人地帯での補助者なし目視外飛行)」による実証実験をすでに実施している。機体性能や整備、運航管理に必要な機能などをドローンのオペレーターの視点で知見を提供する。

 エアロネクストは、自社開発した重心制御技術「4D GRAVITY」により、荷物を常に水平に保てる機体構造の産業用ドローンを開発済み。今回の共同開発では、4D GRAVITYの技術を提供する。

 両社は実証実験後、2022年度のレベル4解禁に向け、開発した物流ドローンの量産化を目指す。

物流ドローン「Next DELIVERY」の試作機(エアロネクストのウェブサイトから)

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全日本空輸
エアロネクスト

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