日本航空(JAL/JL、9201)は4月17日、国内線を追加減便すると発表した。国内線126路線のうち、同日から30日までの14日間で羽田-札幌線など93路線で4071便を運休・減便する。発表済みのものを合わせると、期間中14日間で60%に相当する7123便を減便。夏ダイヤ初日の3月29日以降、週ベースで最大の減便率となる。中国から拡散した新型コロナウイルスの感染拡大に伴う需要減少によるもの。
追加減便のうち、もっとも多い150便を減便する羽田-福岡線は、減便前の1日最大17往復34便を7往復14便に間引く。同16往復32便の羽田-札幌線は113便減便し、期間中は6往復12便の運航になる。
期間中の運休は9路線を追加。羽田-宮古線(1日1往復)や成田-伊丹線(同2往復)、関西-石垣線(同1往復)などが対象となる。対象便を予約済みの利用者には代替便を用意する。
今回の減便により、3月29日から4月30日までの期間で、計画便数の45%に当たる1万2541便を運休・減便する。
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日本航空
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