スカイマーク(SKY/BC)は4月15日、東京証券取引所への上場申請を取り下げたと発表した。2015年に経営破綻後、5年後の再上場を目指してきたが、中国から拡散した新型コロナウイルスの影響で需要が大きく冷え込み、株式市場の動向なども勘案して取りやめた。
スカイマークは2015年1月28日に経営破綻し、2016年3月28日に民事再生手続きが終結。2019年10月25日に東証へ上場申請していた。直近3月の搭乗率は55.2%で前年同月を31.4ポイント下回り、旅客数は37.4%減の40万7782人と大きく落ち込んでいる。搭乗率が50%台を記録したのは経営破綻した2015年1月(55.1%)以来となった。
大手2社などと同様、スカイマークも国内線の減便や、唯一の国際線定期便である成田-サイパン線を運休。航空需要の低迷が長引く可能性もあり、再上場時期を見直すことにした。
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