住友不動産(8830)は4月7日、羽田空港跡地第2ゾーンに21日に開業予定の複合施設「羽田エアポートガーデン」について、オープンを延期すると発表した。中国から拡散した新型コロナウイルスの影響により、政府が発令した緊急事態宣言を受けた措置によるもので、夏ごろの開業を予定する。
羽田エアポートガーデンは、羽田空港第3ターミナル(旧称国際線ターミナル)に直結する複合施設で、ホテルや中長距離バスターミナルのほか、天然温泉などを備える。
住友不動産と子会社の羽田エアポート都市開発が、開業に向けた準備を進めている。
施設は地上12階建てで、敷地面積4万3000平方メートル、延床面積9万1500平方メートル。ホテルなどのほか、商業施設や会議室も入居する。2階部分が第3ターミナルと直結し、連絡通路部にも商業施設を設ける。
羽田エアポートガーデンは2つある羽田空港の跡地のうち、第2ゾーンに設置。国有地を2018年から2068年まで50年間借り受けている。もう1つの第1ゾーンは、鹿島建設(1812)など9社が出資する羽田みらい開発(大田区)が開発を進め、「HANEDA INNOVATION CITY(羽田イノベーションシティ、HICity)」として今年7月に先行開業し、2022年のグランドオープンを計画する。
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羽田エアポートガーデン(住友不動産)
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