エアライン — 2020年3月31日 23:00 JST

JAL、10代目CA制服ラスト 4月から新制服に

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 日本航空(JAL/JL、9201)は、客室乗務員など運航に携わる社員の制服を4月1日にリニューアルする。7年前の2013年に着用を開始した現行制服は、3月31日が最後となった。

*新制服着用初日の記事はこちら

10代目制服を着用したJALの客室乗務員=20年3月31日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 31日までの制服は、客室乗務員のものが10代目、地上係員(グランドスタッフ)が6代目で、2013年6月1日から着用。JALと旧日本エアシステム(JAS)が統合した2004年以来、9年ぶりのリニューアルだった。この時に、パイロットと整備士、グランドハンドリング(グラハン、地上支援)スタッフの制服も同時に一新した。

 客室乗務員と地上係員の制服デザインは、パリ・コレクション出展歴のある丸山敬太氏が担当。基本コンセプトは、視認性の高さの実現、清楚で上質なデザイン、挑戦のスピリット、コスト削減の4点で、経営破綻後の2011年4月に復活させたロゴマークの鶴丸をあしらうことで、利用者からJALグループの社員だと一目でわかる制服を目指した。

2012年12月にお披露目されたJALの現行制服=12年12月20日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 客室乗務員の制服は、JALグループ6社で同一デザインを採用。女性用は濃紺を基調としたジャケットとワンピースを採用し、赤をアクセントとして配した。男性用は腕の動きや脚の屈伸にもフィットするように作られた。先任客室乗務員は、白いジャケットを着用するようになった。

 地上係員の制服は、客室乗務員との一体感を表現するため、紺を基調としたデザインを採用。ジャケットにより異なる業務に対応できるようにした。

 パイロット用もJALグループ6社でデザインを統一。利用客が安心や信頼を感じられるよう、黒を基調としたデザインを採用した。形状は従来のものを踏襲しつつ、素材や縫製方法などで機能性を向上させた。

 整備士用はグレーを基調とし、グラハンスタッフと識別しやすいデザインを採用。グラハン用は視認性の高い赤を採用し、安全性に配慮した。

 4月1日から着用する新制服は7年ぶりの刷新。客室乗務員と地上係員の新制服は、ファッションブランド「EZUMi」のデザイナーで、クリエイティブディレクターの江角泰俊さんがデザイン。「ハイブリッド・モダン・ビューティー」をテーマに、「洗練されたハイブリッドビューティー」「ハイブリッドが生み出す、現代的な美しさ」を表現したという。

 新制服の着用は、客室乗務員とパイロットが現地時間1日午前5時以降の出発便、その他の職種は1日に勤務開始のシフトに該当する社員から着用する。

*写真は21枚。

2012年にお披露目されたJALの10代目客室乗務員用制服=12年12月20日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

白いジャケットを着用する先任客室乗務員(右)と紺ジャケットの客室乗務員=13年5月31日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

鶴丸をモチーフとした新制服=13年5月31日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

10代目制服を着用したJALの客室乗務員=19年8月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

10代目制服を着用したJALの客室乗務員=19年10月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

10代目制服を着用したJALの客室乗務員=19年9月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

10代目制服を着用したJALの客室乗務員=18年11月3日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

10代目制服を着用したJALの客室乗務員=18年11月3日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

マスクと手袋を着用して乗務するJALの客室乗務員=20年2月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田に到着し降機する10代目制服を着用したJALの客室乗務員=20年3月31日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

2013年6月から着用を開始したJALの6代目地上係員用制服=13年6月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田で接客する6代目制服を着用したJALの地上係員=20年3月31日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田でアナウンスする6代目制服を着用したJALの地上係員=20年3月31日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田に到着し降機するJALのパイロット=20年3月31日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

グレーを基調とした2013年着用開始のJALの整備士の制服=16年6月20日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田に到着した777-200を点検するJALの整備士=20年3月31日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

グレーを基調とした2013年着用開始のJALの整備士の制服(右)と赤を配したグラハンスタッフの制服=20年3月20日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

赤を基調とした2013年着用開始のJALのグラハンスタッフの制服=20年3月20日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田に到着したA350-900から貨物を降ろすJALのグランドハンドリングスタッフ=20年3月31日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

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