ハワイアン航空(HAL/HA)は、日本路線を5月1日まで運休する。冬ダイヤ最終日の3月28日に羽田空港を出発するホノルル行きHA458便が運休前の最終便となる。中国から拡散した新型コロナウイルス(COVID-19)の影響によるもの。
すでに4月の運航便は全体の4割近くを削減することを発表済みだったが、現地時間26日からは、ハワイ州へ到着するすべての訪問者と居住者に対し、ハワイ到着後14日間の自己隔離を命じる緊急宣言が発表されたことから、日本路線全便の運休を決め、同日から順次運休している。運休期間はハワイ発が現地時間4月30日まで、日本発が日本時間5月1日まで。
ハワイアン航空の日本路線は6路線で、ホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港(旧称ホノルル国際空港)から羽田と成田、関西、札幌(新千歳)、福岡の5空港へ、ハワイ島のコナ空港から羽田へ乗り入れている。
同社の日本路線運休により、29日開始の夏ダイヤで日本とハワイを結ぶ便は、日本航空(JAL/JL、9201)の羽田-ホノルル線JL74/73便(週7往復)のみになる。
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ハワイアン航空
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