羽田空港の国内線ターミナルを運営する日本空港ビルデング(9706)と、傘下で国際線ターミナル運営を手掛ける東京国際空港ターミナル(TIAT)は、コンシェルジュや警備員といったグループ4社のスタッフが着用する制服を夏ダイヤ初日の3月29日からリニューアルする。
新制服に刷新するのは、コンシェルジュ業務などを手掛ける羽田旅客サービスと、直営物販店舗や免税店を運営する羽田エアポートエンタープライズ、館内清掃を担当する日本空港テクノ、防災センターや館内巡回警備などを担う羽田エアポートセキュリティーの4社。これまで国内線と国際線で異なっていた制服を統一する。
コンシェルジュやバス乗車券カウンターなどのスタッフが着用する羽田旅客サービスの新制服は、「やわらかな輝きを放つシャンパンゴールドを採用し、控えめでありながらも品格と優美、際立つ存在感」を表現したという。1月にお披露目されたもので、三越伊勢丹が担当した。
直営物販店や免税店の定員が着用する羽田エアポートエンタープライズの新制服は、「衿とポケットにライラックカラーをあしらった、優美で新鮮なカラーリングで、美しいたたずまい」を表現したという。三越伊勢丹が担当した。
清掃スタッフが着用する日本空港テクノの新制服は、「ゴールドをキーカラーに、『世界一きれいな空港であることの誇り』」を表現したという。ミズノ(8022)が担当した。
防災センターや館内巡回警備員、駐車場スタッフが着用する羽田エアポートセキュリティーの新制服は、「警備服は信頼感を持たせながらも、モダンなシーンにふさわしい、シンプルなスタイリッシュさを、駐車場はお客さまへの安心感を与えるデザインにし、スタイリッシュさ」をそれぞれ表現したという。ミズノが担当した。
羽田空港では、3月14日に国際線ターミナルを「第3ターミナル」に改称。29日からは第2ターミナルにも一部の国際線が乗り入れる。これを受け、国内線と国際線で別々に運用しているウェブサイトを14日に統合し、第1から第3までのフロアガイドもリニューアル。ターミナル間の無料連絡バスも新デザインに統一する。
コンシェルジュの新制服
・羽田空港、コンシェルジュの制服刷新 国内線16年ぶり、3月から(20年1月22日)
3タミへ移行が進む国際線ターミナルの現状
・新型コロナ大量運休でターミナル閑散、駐機場に並ぶ飛行機 羽田国際線、まもなく3タミに改称(20年3月12日)
羽田第2ターミナルの国際線施設
・羽田2タミ国際線施設、滑走路見える出発ロビー 国内線乗継は同一階で利便性向上(20年3月10日)
ANAのターミナル配分
・ANA、羽田国際線の出発ターミナル決定 第2が6割、第3も継続(20年1月24日)
2タミ国際線施設着工
・羽田空港、第2ターミナル国際線施設10月着工 20年開業(17年9月26日)
・羽田第2ターミナルの国際線転用、20年3月までに実施 TIATが運用(16年11月24日)
・ANA篠辺社長、羽田2タミへの国際線就航「有力な選択肢」(16年10月30日)
第3ターミナルに改称
・羽田国際線ターミナル、夏ダイヤから「第3ターミナル」 駅名は3月14日変更(19年12月16日)
・羽田国際線ターミナル、「3タミ」20年3月改称 国交省が再度周知、「ビル」消える(19年2月27日)
・羽田国際線ターミナル、「3タミ」に 20年3月変更(17年8月29日)
・羽田国際線ターミナル、名称変更へ ”3タミ”有力(17年8月14日)