春秋航空日本、天津運休　武漢・重慶・寧波に続き

　中国本土への国際線を運航している春秋航空日本（SJO/IJ、SPRING JAPAN）は、2月27日から成田－天津線の運休を加えるなど、国際線に大幅な運休や減便が生じている。新型コロナウイルス（COVID-19）の感染拡大によるもので、運休期間は冬ダイヤ最終日の3月28日まで。

新型コロナウイルスの影響により国際線に大幅な運休や減便が生じている春秋航空日本＝PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

　国際線6路線のうち、運休しているのは天津のほか、武漢と重慶、寧波の4路線。週3往復の武漢線は1月25日から、週4往復の重慶線は2月6日から、1日1往復の寧波線は2月7日から、それぞれ運休した。1日1往復の天津線は2月17日に週2往復に減便し、その後同月27日から運休している。

　現在運航しているのは成田－ハルビン線と、成田－上海（浦東）線の2路線。いずれも1日1往復ずつ（週7往復）運航していたが、3月28日まで減便し、2路線の合計で週5往復10便のみ運航している。当初は6路線で週35往復70便の運航を計画していた。

　ハルビン線は2月17日から週2往復に減便し、金曜と日曜のみ運航している。上海線は2月23日から週3往復に減便し、火曜と木曜、土曜に運航している。また、従来の深夜便から昼便に時間を変更。上海行きIJ1便は成田を午前10時に出発し、午後0時50分に到着する。成田行きIJ2便は午後1時55分に上海を出発し、午後5時45分に着く。

　春秋航空日本は中国最大のLCCである春秋航空（CQH/9C）の子会社で、成田空港が拠点とする日本の航空会社。国内線は成田－札幌線と広島線、佐賀線の3路線を運航している。

国際線の運航スケジュール（3月28日まで）
成田－ハルビン
IJ213 成田（07:00）→ハルビン（08:55）運航日：金日
IJ214 ハルビン（10:00）→成田（13:50）運航日：金
IJ214 ハルビン（09:55）→成田（13:45）運航日：日

成田－上海
IJ1 成田（10:00）→上海（12:50）運航日：火木土
IJ2 上海（13:55）→成田（17:45）運航日：火木土

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