エアライン, 空港 — 2020年3月3日 17:40 JST

シルクエアー、広島-シンガポール運休 3月26日に最終便

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 シンガポール航空(SIA/SQ)の子会社シルクエアー(SLK/MI)は3月3日、シンガポール-広島線を27日から運休すると発表した。新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大での需要低下によるもので、26日が最終運航となる。現段階では再開のめどは立っていない。

シンガポール-広島線を運休するシルクエアー=17年10月30日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 同路線は2017年10月30日に週3往復で就航し、当時、シンガポールから広島への路線は2003年以来14年ぶりの再開となった。機材はボーイング737 MAX 8を投入。日本初の737 MAX定期便だったが、同機材が全世界で運航停止となっている現在は737-800に変更している。

 現在は月曜と木曜、日曜の週3往復を運航している。最終便は3月26日の広島発シンガポール行きMI867便となる見込み。

 シンガポール航空は5月末まで、アジアや欧米などの一部路線を対象とした新型コロナウイルスの影響による欠航を計画。日本路線も含まれ、成田と羽田、関西、中部(セントレア)、福岡の5路線で113往復226便が欠航となる。シルクエアーの広島線は当初、4月26日と5月18日の欠航を計画していた。

 シルクエアーは、シンガポール航空との経営統合に向け準備を進めている。

運航スケジュール(3月26日まで)
MI868/SQ5168 シンガポール(01:45)→広島(09:00)運航日:月木日
MI867/SQ5167 広島(10:00)→シンガポール(15:50)運航日:月木日

関連リンク
シンガポール航空

新型コロナウイルスによる欠航
シンガポール航空、日本6路線230便欠航 羽田は138便に拡大(20年2月26日)

シンガポール航空と合併へ
シルクエアー、スクートに路線一部移管 シンガポール航空がグループ再編(18年11月26日)
シンガポール航空、シルクエアー合併へ 単通路機にフルフラットシート(18年5月21日)

17年10月就航
シルクエアー、日本初の737 MAX定期便 広島-シンガポール、週3往復(17年10月30日)