日本航空(JAL/JL、9201)とインドの新興航空会社ビスタラ(VSS/UK)は2月28日、コードシェア(共同運航)の対象便を拡大すると発表した。ビスタラが運航するインド国内線に加え、3月15日からはJAL運航便でも開始する。
対象となるのはJALが運航する成田-デリー線。このほか、成田・羽田発着の札幌、中部、伊丹、福岡の各線と、羽田-関西線にもビスタラの「UK」便名を付ける。成田-デリー線は3月28日までで、JALが羽田-デリー線と成田-ベンガルール線を開設する3月29日以降は、2路線でもコードシェアを開始する。
ビスタラが運航するインド国内線は、対象路線を拡大。従来のデリー発着のムンバイ線やベンガルール線など7路線に加え、ゴアやコーチ、バラナシなどデリー発着13路線でも開始する。
ビスタラは、印タタ・サンズとシンガポール航空(SIA/SQ)の合弁会社で、2015年1月9日に商業運航を開始。デリーを拠点に国内線を運航するほか、初の国際線としてシンガポール2路線を2019年8月に開設した。
JALとビスタラは、2015年10月20日に業務提携に向けた検討を開始すると発表。2017年9月7日に提携を結んだ。コードシェアは2019年2月28日に開始した。
・印ビスタラ、共同運航で日本就航 JAL・シンガポール航空と(20年2月28日)
・JALとビスタラ、コードシェア開始 28日からインド国内線(19年2月22日)
・JAL、印ビスタラと提携 コードシェアなど18年度から(17年9月7日)
・JAL、印ビスタラと業務提携へ 開始時期未定(15年10月22日)
・シンガポール航空、印ビスタラとマイレージ提携 3月から(15年2月4日)