ボーイングは現地時間4月27日、エチオピア航空(ETH)が世界で初めてボーイング787型機の商業運航を再開したと発表した。初便はエチオピアのアディスアベバ発ケニアのナイロビ行き801便で約2時間飛行した。
初便で使用された機体は、ボーイングによる改善策を施した改良型バッテリーシステムに改修済み。ETHは787を10機発注しており、4機を受領済み。エンジンは米GE社製GEnx-1Bを搭載している。
日本国内では、ANAホールディングス(9202)傘下の全日本空輸(ANA)が28日午前に改良型バッテリーが正しく機能するかを確認する試験飛行を実施する。
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