カンタス航空(QFA/QF)を中核とするカンタスグループは現地時間2月20日、アジア路線の一部を減便すると発表した。感染が拡大する新型コロナウイルス(COVID-19)の影響での需要低下によるもので、日本路線はグループのジェットスター航空(JST/JQ)運航便が対象となる。
減便の対象となる日本路線は、1日1往復ずつ運航するケアンズ-成田線とケアンズ-関西線、ゴールドコースト-成田線の3路線で、最大で週2往復減便する。減便期間は5月末までを予定する。
ジェットスターグループは、ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)の成田-上海(浦東)線など、中国本土への全路線を運休している(関連記事)。
カンタス航空は香港路線を減便し、シンガポール路線の機材を小型化。5月末までを予定する。唯一の中国本土路線となるシドニー-上海線は運休を継続する。
減便となる香港路線は3路線で、シドニー線は週14往復から7往復に、ブリスベン線は週7往復から4往復に、メルボルン線は週7往復から5往復に減便する。メルボルン-シンガポール線は、エアバスA380型機からボーイング787-9型機に小型化する。
海外の航空会社では、新型コロナウイルスでの需要低下による影響で減便が相次いでいる。キャセイパシフィック航空(CPA/CX)とキャセイドラゴン航空(旧・香港ドラゴン航空、HDA/KA)は、冬ダイヤ期間中の供給座席数を約30%削減。シンガポール航空(SIA/SQ)は東アジアや欧米などの一部路線を、5月末まで減便する。
「欠航」と「運休」の使い分けは?
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ジェットスター・ジャパンの運休
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航空各社で運休
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各空港でも影響
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