日本航空(JAL/JL、9201)と住友商事(8053)、ヘリコプターのベル・テキストロンの3社はこのほど、「空飛ぶクルマ」として注目を集めるeVTOL(電動垂直離陸機)分野で業務提携を締結した。新規事業の創出や次世代インフラ事業の開発などに向け、日本とアジアでの市場調査や事業参画への検討を進める。
3社はeVTOLを活用した移動サービスの実現に向け、日本とアジアで市場調査し、インフラ構築を検討する。このほか、eVTOLの安全確保や騒音対策など、普及に向け解決する課題にも取り組む。
今回の業務提携で、JALは運航プラットフォームの構築を目指す。
eVTOLは垂直離着陸できる小型航空機のことで、電動モーターで複数の回転翼を回転させて離着陸する。ドローンと電気自動車の技術を融合した、次世代都市交通の輸送手段として注目されている。
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Bell | Textron
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