エアライン — 2020年2月13日 14:20 JST

ANA、中国・香港便の運休さらに拡大 半数以下の週85往復に

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 全日本空輸(ANA/NH)は2月13日、中国本土路線の一部を20日から期間運休・減便すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う渡航制限や、旅行需要の減少によるもので、夏ダイヤが始まる3月29日の再開を予定している。冬ダイヤ期間中、ANAは中国本土と香港路線を週186往復計画していたが、今回の発表で計画の46%にあたる週85往復に減少する。

中国・香港路線の運休を拡大するANA=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 運休となるのは1路線で、1日1往復の羽田-上海(虹橋)線が対象となる。2月20日から3月28日まで運休となるが、2月29日のみ運航する。

 減便は3路線で、1日1往復の関西-北京線は週3往復に減便し、火曜と木曜、土曜に運航する。1日1往復ずつ運航している成田-青島線と大連線は、いずれも週4往復に減便。火曜と木曜、土曜、日曜に運航する。

 ANAは今月4日と6日にも中国線の運休を発表しており、ウイルス拡大による影響が大きくなってきた。

関連リンク
全日本空輸

ANAの中国路線運休
ANA、中国便の運休拡大 計画半減し週81往復に(20年2月6日)
ANAとJAL、中国一部運休・減便 3月まで(20年2月4日)

航空各社で運休発生
ピーチ、那覇-香港3月まで運休 関空は減便(20年2月12日)
関空、中国便6割超の401便欠航 10日から1週間で(20年2月11日)
キャセイ、新型コロナウイルスで大幅減便 日本路線も対象(020年2月10日)
JAL、中国夜間駐機便を期間運休 中国滞在者の入国制限で(20年2月6日)
ピーチ、上海一時運休 関空・羽田、3月まで(20年2月5日)
関空、中国便4割欠航 3日から1週間で(20年2月4日)
ジェットスター・ジャパン、成田-上海一時運休 ウイルス拡大、3月再開へ(20年2月4日)
湖北省滞在歴ある外国人の入国禁止 ANAとJALは中国便運休検討(20年2月1日)
JALの2月中国予約、10日間で25%キャンセル 3月は20%減(20年1月31日)
ANAの中国発2月予約、昨年の半分に 日本発も4割減(20年1月30日)
ANA、成田-武漢線の欠航継続 3月1日まで(20年1月30日)
武漢チャーター機、羽田2タミサテライト”貸切”で感染防ぐ 普段は国内線用(20年1月29日)