日本航空(JAL/JL、9201)は2月6日、中国本土路線の期間運休を発表した。新型コロナウイルスの影響によるもので、北京や上海に夜間駐機する3便を、6日から17日まで運休する。
JALは4日に、北京路線と上海路線の一部運休や減便、小型化を発表(関連記事)。今回の発表は、一部の国で一定期間内に中国滞在歴がある人の入国を制限する動きがみられることから、中国に滞在したパイロットや客室乗務員が中国以外の国際線に乗務できなくなるおそれがあることから、減便を決めた。
減便するのは、北京発羽田行きJL020便と北京発成田行きJL860便、上海(浦東)発成田行きJL872便の計3便。いずれも中国に夜間駐機し、翌朝現地を出発する便を17日まで運休する。
JALによると、今後も予約状況などに応じて一部便の運休などを検討するという。
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