ピーチ・アビエーション(APJ/MM)は夏ダイヤが始まる3月29日から、那覇-ソウル(仁川)を運休する。韓国経済の冷え込みによる韓国からの旅行需要のほか、夏ダイヤで新路線就航に伴う機材効率などで判断した。
那覇-ソウル線は2015年9月4日に、1日1往復で開設。2019年からの韓国経済の冷え込みとウォン安により、韓国からの旅行需要が低下していることから、今年1月28日から2月22日まで一時的に運休する。翌23日から運航を再開するものの、3月28日の運航が最終となる。
同社の韓国路線は、現地発の需要低下により運休が相次いでいる。札幌-ソウル線は2019年10月27日に、関西-釜山線は今年1月6日が最後の運航で、韓国経済の冷え込み以降の運休としては、那覇線が3路線目となる。ピーチはこのほか、関西と羽田からソウル線を運航している。
ピーチは3月28日に、関西-松山線も運休。一方で夏ダイヤ初日の3月29日から、成田-長崎線と鹿児島線の2路線を開設する。関西-宮崎線と鹿児島線を増便するなど、九州路線を強化を図る。
関連リンク
ピーチ・アビエーション
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