中国国際航空(エアチャイナ、CCA)は3月31日の夏ダイヤから北京-ニューヨーク線にボーイング777-300ER型機を投入している。中国と米国を結ぶ路線でもっとも需要が高い同路線は、従来の週7往復から週11往復に増便した。
ニューヨーク線に投入されているのは、40人の機体後部に描かれた特別塗装の777-300ER「スマイリングチャイナ」。40人は昨年7月にCCAとボーイングが中国のソーシャルメディア上で行った共同キャンペーンで選ばれた。同機が中国と世界との架け橋になる期待が込められているとともに、中国の航空業界が果たしてきた役割も表現している。
同機はCCAが発注している777-300ERのうち10機目。座席数はファースト8席、ビジネス41席、エコノミー259席の計308席で、ファーストとビジネスにはフルフラットシートを完備し、個人用電源コンセントやAVOD(オーディオ・ビデオ・オンデマンド)を全クラスに設置した。
北京を発着するCCAの北米路線は現在、ニューヨーク線、ロサンゼルス線、サンフランシスコ線、バンクーバー線を運航。7月11日からは北京と米国南部を結ぶ初めての路線としてヒューストン線を就航し、北米路線を拡大する。
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