エアライン — 2013年4月24日 22:30 JST

エールフランス、機内食に新メニュー登場

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 エールフランス航空(AFR)は4月から機内食に新メニューを投入した。ファーストクラス「ラ・プルミエール」では、海鮮料理の権威として知られるシェフ、ジャック・ル・ディヴェレック氏考案の新しいメニューが提供される。

エールフランスのファーストクラス新メニュー「スズキのオリーブ衣がけエメラルドソース」(同社提供)

 オマール海老のグリルや鶉のロースト、クラポディーヌ風、にしひめじの皮付きのローストなどを用意。その他にもディヴェレック氏の創作料理が登場する。

ビジネスクラスの機内食例。胡椒と柑橘系の蜂蜜で照り焼きした子鴨、野菜スティックとパイナップル、マンゴーを添えて(左)、帆立貝のソテー、インゲンとポレンタ添え(中央)、黒鱈のマントン産レモンのコンフィ香付け、ムールの出汁入りソースに野菜を添えて(エールフランス提供)

 AFRのケータリング会社セルヴェール内に設けられた「セルベール・キュリナリー・スタジオ」では、ジョエル・ロブション氏を中心に、ギー・マルタン氏やジャック・ル・ディヴェレック氏が参加し、パリ発便のファーストクラスのメニューを考案。同スタジオで毎月、前菜と2種類の温かい料理が創作されている。

 ビジネスクラスでは9月まで、ミシェル・ロットシェフの香り豊かな料理をパリ発便で提供。ル リッツのエスパドンで2つ星を獲得し、1991年のボキューズドール料理コンクール第一位、同年に最優秀職人賞M.O.F(MEILLEUR OUVRIER DE FRANCE)を料理部門で受賞。

 料理は1カ月に2回変更。季節感や産地の素材、味を生かし、ハーブや果実の香りあふれる、野菜がたっぷり添えられたヘルシーで鮮やかな色彩の料理を用意する。

 プレミアム・エコノミークラスとエコノミークラスでは、パリ発長距離線で好評の4つの有料メニュー(12ユーロから29ユーロ、約1560円から3770円)、海の幸を扱った「オーシャン」、正統派フランス料理「トラディション」、オーガニック素材「ビオ」、老舗ルノートルの「ルノートルセレクション」を一新した。

ルノートルセレクション(エールフランス提供)

 トラディションでは、フォアグラのテリーヌやジンジャーブレッドと無花果のチャツネ添え、仔牛のブランケット、小玉ねぎのタイム風味とマッシュルームライス添えを用意。ルノートルセレクションでは、味付け海老と帆立貝のソテー、オレンジ風味のソース添え、
色々な野菜とニンジン、グリーンピース、セロリのリゾット、イチゴのケーキなどの料理が新たに提供されている。

 オーシャンとビオでは、バランスの取れた軽やかな料理が特徴。今回、新たに二色のサーモンのクネル(フランス風の練り物)、ブリニと西洋わさび風味のキャベツ、ベビーほうれん草添えやレモンバター風味のメルルーサ(白身の魚)、ラタトゥイユとトマトソース、海老のソテー、オリーブオイルで炒めたラディッシュとマンゴー、蜂蜜しょうゆ風味のズッキーニとニンジンの細切り添えなどが加わった。

 AFRでは、2013年夏季スケジュールで東京をはじめ25都市の路線にファーストクラスを用意。長距離路線の約40%で、機材では約100機が該当する。AFRはボーイング777型機の内装リニューアルを進めている。

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