スカイマーク(SKY/BC)は1月31日、市江正彦社長が2月13日をめどに退任し、国土交通省航空局(JCAB)で航空局長や全日本空輸(ANA/NH)の副社長などを歴任した洞駿(ほら・はやお)氏が新社長に就任すると発表した。洞氏は現在、同社の非常勤顧問。
市江社長は日本政策投資銀行(DBJ)出身で、2015年1月28日に経営破綻後、同年9月29日に社長就任。スカイマークによると、市江社長から一身上の都合により辞任の申し出があったという。経営破綻から再生し、業績が順調に推移していることから、申し出を受理。31日開催の取締役会で、洞氏が新社長に2月13日付で就任することを内定した。
洞氏は1947年11月1日生まれの72歳。1971年に運輸省(現・国交省)に入省し、航空局長や国土交通審議官を経て、2007年10月からANAの常勤顧問を務め、2008年4月に上席執行役員、2008年6月に常務取締役執行役員、2009年4月に専務取締役執行役員に就任し、2011年6月から副社長を務めた。2014年4月からはANAを傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)の常勤顧問、2018年7月からはスカイマークの非常勤顧問を務めている。
洞氏は2月1日付で取締役専務執行役員に就任後、13日から新社長を務める。
また、DBJ出身でスカイマークの執行役員を務める原高太朗氏と、公認会計士でサステナブルバリューアドバイザリー代表の三橋優隆氏が、2月13日付で取締役に就任する見通し。
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