ピーチ・アビエーション(APJ/MM)は1月28日、成田-長崎線と鹿児島線を夏ダイヤ初日の3月29日に開設すると発表した。また、同日から関西-宮崎線と鹿児島線を増便し、九州路線を強化する。
新設の成田-長崎線は1日1往復、成田-鹿児島線は1日2往復で、増便後の関西-宮崎線は1日2往復、関西-鹿児島線は1日3往復に拡大。ピーチの成田空港と関西空港からの九州路線は、成田から国内線4路線、関空から国内線5路線の計9路線に増える。機材はエアバスA320型機(1クラス180席)を使用する。
運航スケジュールは、成田-長崎線は長崎行きMM551便が成田を正午に出発して、午後2時15分着。成田行きMM552便は午後1時55分に出発し、午後3時45分に到着する。
成田-鹿児島線は、午前便となる鹿児島行きMM555便が成田を午前9時に出発して、午前11時5分着。成田行きMM556便は午後3時40分に鹿児島を出発し、午後7時30分に着く。午後の鹿児島行きMM557便は成田を午後3時に出発し、午後5時10分着。成田行きMM558便は午後5時50分に鹿児島を出発して、午後7時40分に到着する。
関西-宮崎線の増便分は午前便で、宮崎行きMM181便が関空を午前8時20分に出発して、午前9時30分着。関西行きMM182便は午前10時10分に宮崎を出発し、午前11時15分に到着する。
関西-鹿児島線の増便分は昼便で、鹿児島行きMM195便が関空を午後1時45分に出発して、午後3時着。関西行きMM196便は午前11時45分に鹿児島を出発し、午後0時55分に到着する。
片道の税込運賃は成田-長崎線と鹿児島線がそれぞれ5890円から、関西-宮崎線と鹿児島線がそれぞれ3490円から。空港使用料などが別途必要になる。
ピーチは九州路線の強化を進めており、福岡-台北線を2019年11月に開設。統合したバニラエアから引き継いだ路線で、ピーチ初の福岡発着国際線となり、福岡は夜間駐機可能な6カ所目の拠点空港になった。また、鹿児島のほか県内の奄美大島にも就航していることから、鹿児島県の三反園訓知事は2019年12月に、鹿児島空港の拠点化や国際線就航などをまとめた要望書をピーチの井上慎一CEO(最高経営責任者)に手渡している。
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ピーチ・アビエーション
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