全日本空輸(ANA/NH)は、小型機のエアバスA321neoを2020年度末までに18機に増やす。羽田-伊丹線や那覇線など幹線で中型機のボーイング787型機や大型機の777を必要としない時間帯や、羽田-広島線などの地方路線に投入している機材で、ANAの国内線仕様機では初めて全席に個人用モニターを設置。増機により、利用者の満足度を高めるとともに、経年機の入れ替えを進める。
ANAを傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)は、2014年3月27日にA321neoを23機発注すると発表。国内の航空会社では初導入で、エンジンは米プラット・アンド・ホイットニー製PW1100G-JMを選定した。現時点で11機運航しており、すべてリース機となる。
座席数は2クラス194席(プレミアムクラス8席、普通席186席)。全席にタッチパネル式個人用モニターを設置し、無料のライブテレビやビデオコンテンツが楽しめる。電源コンセントや充電用USB端子も各席に備え、機内インターネット接続サービス「ANA WiFiサービス」にも対応している。
主に既存の737-500とA320従来型機を置き換える。
搭乗記
・ 国内線普通席も電源コンセント完備 特集・ANA A321neoに乗ってみた(18年8月30日)
写真特集・ANA A321neo初号機
機内編 各席に個人モニターや電源装備(17年9月10日)
外観編 低燃費大型エンジンは直径2メートル(17年9月10日)
ANAのA321neo
・ANA、A321neo国内初就航 電源と個人モニター装備(17年9月12日)
・ANA、A321neo初号機受領 9月中旬から国内線(17年9月7日)
・ANA、777-9XとA321neoなど70機正式発注 16年度から受領(14年7月31日)
・ANA、777-9XとA321neoなど70機発注 過去最大の投資規模(14年3月27日)