日本航空(JAL/JL、9201)は1月21日、2020年度の国内線計画を発表した。羽田-福岡線など幹線に投入するエアバスA350-900型機は、増機することで便数を拡大するほか、本紙既報の通り普通席が多い391席仕様機を、繁忙期を中心に投入する。
現在のA350-900の座席数は3クラス369席で、ファーストクラスが12席、クラスJが94席、普通席が263席。繁忙期の羽田-那覇線などに投入する391席仕様も3クラスで、ファーストクラスを12席、クラスJを56席、普通席を323席設定する。従来の369席仕様と比較するとクラスJが38席減、普通席が60席増で、全体では22席増となる。
客席仕様は短期間で変更できる「QCC(Quick Configuration Change)」を採用。JALによると、およそ4日間で変更できるという。また、現在は5機導入しているA350を2020年度に4機追加し、9機体制を構築する。
JALのA350は、2019年9月1日に就航。最初の路線は羽田-福岡線で、2021年度末までに同路線のボーイング777-200型機を置き換える。2路線目の羽田-札幌線には、冬ダイヤ初日の同年10月27日から、2月1日からは、3路線目として羽田-那覇線にも投入する。
また、羽田-伊丹線と福岡線に投入している国内線仕様のボーイング787-8型機も増機。現在の3機から1機追加し、4機で運航する。
関連リンク
日本航空
JALのA350搭乗記
・L字型タップでコンセント問題解決 普通席搭乗記・JAL A350-900(19年11月11日)
・座り心地は快適!テーブルは… クラスJ搭乗記・JAL A350-900(19年11月10日)
写真特集・JAL A350-900福岡公開
(1)ファーストクラスはゆとりある個室風(19年8月18日)
(2)クラスJは新レッグレストで座り心地向上(19年8月19日)
(3)普通席も全席モニター完備(19年8月24日)
(4)大型モニター並ぶコックピットや落ち着いたラバトリー(19年8月25日)
機内から撮影した離着陸や機内(YouTube Aviation Wireチャンネル)
・JAL A350 訓練飛行中の機内(ファーストクラス、成田→新千歳)
・JAL A350 成田離陸(機内から見たJA01XJ 訓練飛行)
・JAL A350の機内(ファーストクラス→クラスJ→普通席)
JALのA350
・「6年かけ準備した最高の飛行機」(19年9月3日)
・JAL、A350就航 植木会長「静かな機内、こだわりのシート」(19年9月1日)
・JAL、A350訓練飛行公開 9月に羽田-福岡就航、離着陸時も静かな機内(19年8月28日)
4号機羽田到着
・JALのA350、初の通常塗装4号機羽田到着(19年10月27日)
3号機羽田到着
・JALのA350、グリーンロゴ3号機羽田到着 特別塗装は完納(19年9月21日)
2号機羽田到着
・JALのA350、シルバーロゴ2号機が羽田到着 レッドの初号機と並ぶ(19年8月31日)
初号機羽田到着
・JALのA350初号機、羽田に到着 赤坂社長「自信持って提供できる」(19年6月14日)
初号機トゥールーズ出発
・JAL、A350初号機受領し羽田へ 植木会長「6年前の決断正しかった」(19年6月13日)
写真特集・JAL 787国内線仕様機
(1)1便6席のファーストクラス(19年10月22日)
(2)クラスJも個人用モニター・電源完備(19年10月29日)
(3)普通席も全席モニターと電源完備(19年11月3日)
JALの787国内線仕様
・JAL、787国内線仕様機が就航 羽田-伊丹線、12月から福岡も(19年10月27日)
・JAL、787初の国内線仕様公開 27日から羽田-伊丹線(19年10月16日)
機内の動画(YouTube Aviation Wireチャンネル)
・JAL 787-8 国内線仕様 JA846J お披露目
JAL 787-8国内線仕様機
・JAL初の787国内線仕様機、羽田に到着 27日就航(19年10月9日)
・JAL、787国内線仕様は10月就航 既存機もUSB設置、中期計画ローリングプラン(19年2月26日)
・JAL、国内線に787-8初導入 19年から羽田-伊丹、4機追加発注(17年9月21日)