福岡空港を運営する福岡国際空港会社(FIAC)は、国内線ターミナルの新バスラウンジと9・10番搭乗口を1月30日から供用開始する。今回の開業で、2015年6月から続けてきた国内線ターミナルの再整備工事は完了する。
*新バスラウンジと搭乗口の取材記事はこちら。
今回オープンするのは、新設したバスラウンジ棟1階のバスラウンジと、南側の9・10番搭乗口。バスラウンジは81・82番搭乗口として運用する。これに伴い、北側にある現在のバスラウンジ(41-45番搭乗口)は前日29日に閉鎖する。
また、国土交通省が整備を進めてきた国内線ターミナル地区の平行誘導路も、30日から全面的に二重化運用を開始。ターミナル再整備と合わせて、航空機の遅延縮小など利便性を向上につなげる。
国内線の乗客が使用する施設は今回の開業でそろうが、今後はバスラウンジ棟2階と3階の商業施設や展望デッキの工事を進め、今夏をめどにオープンを予定している。
国が管理する福岡空港は、現在第2滑走路の建設を進めており、2025年に供用開始を予定。国内線ターミナルの再整備は民営化前に始まったものだが、国際線ターミナルはFIACが計画をまとめ、2023年度から施設の供用開始を目指す。
福岡空港は、国に所有権を残したまま運営権を売却する「コンセッション方式」で、2019年4月1日に民営化。空港を運営するFIACは、を代表企業として、西鉄(西日本鉄道、9031)と三菱商事(8058)、九州電力(9508)、シンガポールのチャンギ国際空港などを運営するChangi Airports International(CAI)の5社で構成するコンソーシアム(企業連合)「福岡エアポートHDグループ」が出資している。
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